この世界で君を愛す
誰かがボクに語りかけてくる。





――あなたは……何物でもなくなり……そして……すべてになる……――





全てに……?





――そう……全てに……――





ボクが眠ろうとした瞬間……また別の声がした。





それはとても懐かしくて……温かく……切ない。





ボクは……。





まだ眠れない。





少しだけ……少しでいいから……時間をください。





愛しい人のために……。





時間をください……。





……………………………。





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