この世界で君を愛す
その12 あの時の約束
次の日の夕方 僕達は未知の実家へと向かった。
季節がら もうすっかり日は落ちて 車のライトが行く先を照らしていた。
緊張しながらも明るい未知と違って 僕の心は暗かった。
未知の両親が何と言うか…。
僕には なんとなく予想がついていたのだ。
「あっ この曲覚えてる?」
ラジオから流れてきた曲を聞いて 未知が僕の顔を見た。
「もちろん 覚えてるよ。」
この曲は…僕と未知が付き合い始めた頃に流行っていた曲だ。
CDを買って 車に乗る時はいつも二人で聞いていた。
忘れるはずなんてないのに…。
「懐かしいね!」
未知は助手席に深く座り直すと 目を閉じて聴き入っていた。
季節がら もうすっかり日は落ちて 車のライトが行く先を照らしていた。
緊張しながらも明るい未知と違って 僕の心は暗かった。
未知の両親が何と言うか…。
僕には なんとなく予想がついていたのだ。
「あっ この曲覚えてる?」
ラジオから流れてきた曲を聞いて 未知が僕の顔を見た。
「もちろん 覚えてるよ。」
この曲は…僕と未知が付き合い始めた頃に流行っていた曲だ。
CDを買って 車に乗る時はいつも二人で聞いていた。
忘れるはずなんてないのに…。
「懐かしいね!」
未知は助手席に深く座り直すと 目を閉じて聴き入っていた。