この世界で君を愛す
明日…12月25日は私達の結婚式だ。


普通なら何ヶ月も前に予約をとらなければならないところだが…真奈美さんが頑張ってくれたお陰で ありえない程ロマンチックな日に式を挙げられることになったのだ。


さらにありえないことに…開始時刻は早朝の6時!


真奈美さんの話では 日中も夜も他の予約が入っているそうで なんとか上司を説得し この時刻に式を挙げることを許されたらしい。



みんな時間を聞いてびっくりしてた。


だけど…結婚式ができるというだけで私は幸せで…何時であろうと関係なかった。



場所は あの式場。


スタッフも最低限だけど真奈美さんが集めてくれた。


出席者は私の両親と渉の家族 そして正木君だけだ。


正木君 寝坊しないといいんだけど…。


そう思いながら 私達は早々にベッドに潜り込んだ。



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