この世界で君を愛す
ドレスの試着が終わると 今度はティアラやアクセサリー選びが始まった。

スタッフの女性が棚のガラスを開けていくつか選ぶと 私の前に持って来て並べた。


「いろいろありますけど…どんな感じのがお好みでしょうか?」


わぁ…すごくキラキラして素敵…!


私はパールで飾られたティアラとネックレスを選んだ。

派手過ぎない真珠の白い輝きが 神聖な結婚式に合うと思ったからだ。


渉もこれを選ぶような気がした。


「これにします。」

私が即決したのでスタッフの女性は驚いていた。

「えっ?こちらでよろしいのですか?皆様もっとお悩みになりますので…。」

「はい。これが気に入ったので。」

「お気に召したのが見つかってよかったですね。パールだとよりフォーマル感がありますし ご試着頂いたドレスにも良く合いますよ。」

そう言うと 私にニッコリと微笑んだ。


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