この世界で君を愛す
今日の打ち合わせが全て終了した。

次の打ち合わせの日程を決める時 スタッフの女性が言った。

「次回はお二人でいらっしゃれるといいですね」

「はぁ…そう・・・ですねぇ」

私は苦笑いをした。


彼女は私と渉がこの式場を初めて訪れた時から 担当してくれていた。

阿部さんと言って 多分年齢は20代後半だろう。

仕事とはいえ いつもにこやかで明るい彼女が私は気に入ってたし 感謝していた。


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