天上のワルツが聴こえる
「チュティア、できないもん」

アンドロイドは、大きく腕を広げた。

「わたしが、受け止めてあげます。さあ、怖がらないで」

「ほんとにほんとぉ?」

「ええ。わたしが、今までに嘘を言ったことがありますか?」

チュティアは、ちょっと考えて、そぉっと立ち上がった。
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