天上のワルツが聴こえる
Scene.3 機械じかけの道標
アンドロイドは、共同住宅の部屋で端末機とシンクロしていた。
左の二の腕にある端子と端末機を、数本のケーブルがつないでいる。
あいている右手で、タッチセンサーのコンソールを操作していた。
「情報をお願いします。マザー」
アンドロイドは、口頭で質問した。
その間に、彼の電脳から直接、付帯情報が伝わる。
端末機のスピーカーから、落ち着いた女性の声が流れた。
「リーファは、限界です。この世界を維持するためには、新たな夢見が必要となるでしょう」
俗称、マザー。
P08管理システムの、ホストコンピュータである。
「新たな夢見?」
アンドロイドは、その言葉に痛烈な違和感を覚えた。
左の二の腕にある端子と端末機を、数本のケーブルがつないでいる。
あいている右手で、タッチセンサーのコンソールを操作していた。
「情報をお願いします。マザー」
アンドロイドは、口頭で質問した。
その間に、彼の電脳から直接、付帯情報が伝わる。
端末機のスピーカーから、落ち着いた女性の声が流れた。
「リーファは、限界です。この世界を維持するためには、新たな夢見が必要となるでしょう」
俗称、マザー。
P08管理システムの、ホストコンピュータである。
「新たな夢見?」
アンドロイドは、その言葉に痛烈な違和感を覚えた。