天上のワルツが聴こえる
「気に入ったかい? じゃあ、持っておいき」
老婆も、優しく笑い返す。
「ほんとぉ?」
少女は、小踊りして喜んだ。
「おやまあ。もう、こんな時間だよ…」
老婆は、急にあたふたと店じまいをはじめた。
少女は、え? と思って、幻視時計にシンクロしてみる。
16時52分。
「あ、たいへん! 安らぎの時間だわ」
安らぎの時間に外をウロウロしていてはいけない。
そういえば、いつのまにか人通りもまばらになっている。
「おばあさん、ありがとう。またね!」
少女は、老婆に手を振って石の階段を駆け降りた。
老婆も、優しく笑い返す。
「ほんとぉ?」
少女は、小踊りして喜んだ。
「おやまあ。もう、こんな時間だよ…」
老婆は、急にあたふたと店じまいをはじめた。
少女は、え? と思って、幻視時計にシンクロしてみる。
16時52分。
「あ、たいへん! 安らぎの時間だわ」
安らぎの時間に外をウロウロしていてはいけない。
そういえば、いつのまにか人通りもまばらになっている。
「おばあさん、ありがとう。またね!」
少女は、老婆に手を振って石の階段を駆け降りた。