時空を超えてあなたに。。。

土方歳三目線～２～

「山南さんなんで帰ってきた・・・。帰ってきたらどうなるかアンタは分かっていたはずだ・・・。」






俺の声が部屋に静かに響く。






「すまない・・・。土方さんが私を逃がそうとしてくれていたのは分かっていた。だが総司に見つかったら屯所に帰って潔く切腹をしようと思っていた。それが新撰組にできる最後の事だ・・・。」







山南さんは静かに言った。





「・・・・わかった・・・。それでは明日、山南さんの処断を行う。」







俺がそう言うと山南さんはいつもの笑顔で「ありがとう」と言った。





山南さんが望んだことだ・・・。それなのにこの気持ちはなんだ・・・？






俺は間違ったことをしたのか・・・？






誰か俺に教えてくれ・・・。






俺の決断は正しかったか・・・。