時空を超えてあなたに。。。
「1本!!」




源さんの声が道場に響いた。





「何で負けたんだ!?」




荒市はそう言うと道場の床を『ダンっ』と叩いた。





「あなた力任せにして竹刀を振り下ろしたでしょ?しかも私に同じ技を2回も仕掛けた。同じ技は2回も通用しないわよしかも私が女だからって油断したでしょ。隙だらけであんなの実践ではあなた死ぬわよ。」





私がそう言うと、






「その通りだ。君は力任せにしすぎだ。それに自分の得意な技しか出さない。明日香さんの言う通りで実践では死にますよ。」





と源さんが言った。






「あの・・・・・源さん・・・・私そろそろ帰っていいですか?夕食(ゆうげ)の仕度をしないといけないので・・・・。」





「あぁ!明日香さんすいません。今日はありがとうございました。」




「失礼します。」





私はそう言って軽く頭を下げ道場を出た。
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