あたし、自殺します。
第1章
〜私の気持ち〜
今日も憂鬱な一日だった。
学校に行っても楽しくないし、家に居ても親と話もしない。
桜葉郁それが私の名前。
少し前まで萩野郁だったのに、親の再婚で名字が変わった。
親って勝手。
自分の都合いい方にばっかり事を進めるの。
離婚の時も再婚の時もそうだった。
離婚する時だって、二人して私を邪魔者にして引き取りたくないって喧嘩していた。
結局、母に引き取られたけど「あんたなんか産まなきゃよかった!!」って言われた。
それからの母は、毎日男の人を家に呼んでは愛し合っていた。
私にはその行為に愛があったのかはわからない。
でも、母にそんなことをして欲しくなかった。