似非家族
「あ。」

「うわぁっ!?」


死んだ……俺は本気でそう思った。

だが、それは俺の取り越し苦労に過ぎなかった。

遊具に入って来たのは、同い年ぐらいの少女だった。


真っ直ぐ肩まで伸びた漆黒の髪……

まどろんだようでクールな瞳……


そのどれもが綺麗で、俺は彼女に見惚れた。

っていうか何か……




どっかで見たことあるような……?
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