似非家族
「あっ……!?」


そこには、待ちかまえていたかのように2人が立っていた。


「私たちに、何か用ですか?」

「あ、あの、その……」


女の子に尋ねられ、うろたえる。

で、でも、このまま行かせてしまったら大変なことに……!!

そう思った私は、意を決して答えた。


「じっ……」




「自殺はダメですっ!!」




「え……?」

「……。」

「あ、あれ……?」


どうやら私、またやらかしてしまったようです……。
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