何も言えない程、まだ。~睦月side~





あんな女に取られるくらいなら、いっそ無理矢理でも……。



そう思ったんだ。








汚かったんだよ…俺は………。








手にするためなら手段を選ばないのか?



違う。



違う。




「違う!!」




悲鳴に近い声をあげ、俺は真夜中に起き上がった。



苦しい。


苦しいよ、佐介…。




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