烏乃唄-カラスノウタ-
「…………――――。」
「ヒィ!ごめんなさい!ごめんなさい!!ごめんなさいーー!!!!」
私はびっくりして幽霊に取り敢えず謝まった。
「……あんた大丈夫?」
前にいた桐子が突然謝りだした私に少しビクついてからまた不審の目で見た。
私は謝り続けたが足の重みはなくならず出口付近になると一目散に出口へと走って行った。
(重みよ!取れてくれ〜!!)
出口をでてすぐのところで私は掴まれた方の足を必死に振った。
すると徐々に重みもとれ楽になった。
「はぁー…よかった…」
私は安堵のため息をついた。
「雪音、あんた本当に大丈夫?怪しいダンスなんて踊って。」