烏乃唄-カラスノウタ-
「でもなんで他の話しに対しては何も起こらなかったのにその話しだけはダメだったんだろ…?雪音、それどういう話しなの?」
桐子に訊かれ私はその話しの一部始終を教えた。
話し終わると桐子は唖然とし更に少し顔が引きつっていた。
「……あー何ていうか…」
桐子はコメントに困っている様だった。
「…なんかヤバい話しだったかな?」
私が渋っている桐子に質問する。
「いやっ何ていうかあんたの想像力?とかは凄いと思うけどさすがに“その話し”は逆鱗(げきりん)に触れたと思う……」
そうか、と私は頷いた。
するとまた何だか気分が悪くなってきた。
「桐子…ヤバい…また気持ち悪くなってきた…」
「はぁ!?」