烏乃唄-カラスノウタ-


「こんな事が日常茶飯事なのかよ!?」


「まあな。それと霊の気配が無くなるまでドア開けるなよ?奴らが入ってくるから」


「あっああ…」



俺と三角には人(霊)の声しか聞こえなかったがどうやら磯部と高松にはドアの向こうで霊が開けろと激しくドアをノックする音も聞こえているらしい。





暫く(しばらく)すると磯部と高松が相槌し俺と三角に「もうドア開けてもいいぞ」と言った。


どうやらあの霊達は相手にされず寂しくなりどっかにいったらしい。


この時俺はこれで事がすむと思っていた。





あれから暫くしたある日、俺はまた磯部の家に遊びにいった。


今度は俺と磯部の二人だけだった。
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