忘れないよ…
翔は平然とした顔で、俺を見た。
「まあ…」
ガラ
先生が入ってきた。
どうやら昼休みが、終わったみたいだった。
チャイム気付かなかったし…
「じゃあまた休み時間♪」
寂しそうな言葉が、いつものテンションの高い声に変わっていた。
「ん」
と一言返した。
キーンコーンカーンコーン♪
はあ〜…終わったし。
ガタ
前の席に翔が座っていた。
さっきの続きとか?
翔が口を開いた。
「…美月と付き合えたら教えろよ。応援してるからな♪」
翔が応援してくれるの?
「…ん…了解」