忘れないよ…
告白





−数カ月後−








「ね〜…美月…まだ、告んないの?」



呆れながら、春香が言う。



そんな…!!いきなり…。


まあ確かに前の関係よりは、進歩している。








部活のない日は、皆で遊びに行ったりもしたし…。剣ちゃんと、2人で会って話しもしたし…多分、2人で会ったほうが、1番多いだろうな…。

部活の応援に来てほしい。って言われた時も、応援に行ったし…。






「たしかに…前よりは、進歩したけど…剣ちゃんが、好きかどうか…わからない」





春香は、あきれている。


しかも私が言った後、おっきなため息までついちゃうし…。






「美月って…鈍感だよね〜」




は?鈍感って初めて、言われたんですけど…。




「何でよ!?」




「だって〜…まあ、いいや!!」




何それ…。



そう言って春香は、自分の席へと戻って行った。






つか春香は、どうなのよ!!

って言いたかったのに…。




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