忘れないよ…
私は、ずっと下を向いていた。
お願い…!!
何か言って。
「…俺も…好きだよ…」
えっ?…
剣ちゃんの顔を、見ると。
そこには、私が見た中で1番最高な笑顔をしていた。いつも、笑っている笑顔じゃなくて…、サッカーしている時の笑顔じゃなくて…。
あまりの嬉しさに、私も笑った。
「…嬉しい」
すると…
剣ちゃんは、私を抱きしめた。
暖かかい…剣ちゃんの温もりが、私を包む。
「俺も、メッチャ嬉しい♪」
笑みがこぼれた。
あっ!!!好きって、伝えたけど…
あれを伝えてない。