【短】流れ星に恋をする
「気をつけて帰るのよ〜」


「はい♪ありがとうございました」


あたしはおばさんにお礼を言って、お店を出た。




外は相変わらず真っ暗




けどそのお陰で今、流れ星が流れたら…どんなに輝いていることだろう。




あたしはカスミソウをしっかり持って、歩き始めた。




「あの…!!」




急に聞こえた低い声


あたしかな?


そう思って声のする方を見た。




少し遠くにいるから、よく見えないけど……知ってる人じゃなさそう。
< 15 / 50 >

この作品をシェア

pagetop