【短】流れ星に恋をする
「ママ〜カスミソウここに置くぞ?」
「あ、ダメ。パパ、カスミソウはこっち」
「何で窓際?」
「ピンクのカスミソウと星は仲良しだからよ♪」
「は〜?」
「あ、パパママ!!流れ星だよっ」
「仲良しだから一緒にしてあげるのっ」
「太陽の光が当たったら、カスミソウかわいそうじゃね?」
「大丈夫だから、絶対ここ!!」
「はいはい」
「も〜!!また話聞いてない」
「それにしても今日は星が綺麗だな」
「あの日を思い出さない?」
「星とピンクのカスミソウで思い出さなかったら、逆にすげぇよ」
「うふふ♪」
「仕方ないから、代わりに祈ってあげる」
「そういえば今日じゃなかったか?」
「流星群!?」
「そう、それ」
「え〜!!何お願いしようかな」
「ピンクのカスミソウになれますように…とか?」
「何それ!!ひどーい」
「パパとママがずっと仲良しでいますように」
END