[短編] 題名のない出逢い
9話 君に
今日は、美容室で髪を切りたい気分だった。
僕は、電車に乗って美容室に行った。
そう、君が泣いていた
あの ホームから・・・
あいにく、人がいっぱいで
いつもと違う店にいった。
これが、運命の分かれ道だったのかもしれない。
店内は女性中心のスタッフで
雰囲気も
何かぬくもりのある感じだった。
もちろんカットしてもらうのは、
女性スタッフ
カットしてもらうイメージを伝えて
恥ずかしいのをごまかすかのように
いつも読まない女性雑誌を取った。
開くページには、
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泣いていない
笑顔の君がいた。