拝啓‥先生へ


「せんせー鞄ありがと」

「遠藤の遅刻癖は直らんのんか?(笑)」

「それは分からんね〜(笑)まぁ、ありがと」


瀧澤にお礼を言って小田の所に戻ろうとしたら小田がいない


「ん?」


何か凄い人だかりになってるんですけどー

その人だかりに紛れて小田もいるし


「小田ー何しよん?ここで」

「あーさき。この人が新しいうちらの担任(^^)」

「ふーん、なるほどね!!これが人だかりの原因か」

『先生に向かってこれはないだろ?』

「だって名前知らんし」

「佐々木誠二だって、名前」

『よろしくー』

「で、この子が名札無いけど、遠藤さき」

「‥‥‥‥」

『お前名札つけろよ』

「何で?」

『名前分からんじゃん』

「今小田から聞いたでしょ?」

『聞いたけど‥』

「ならいいじゃん」

『あー言えば、こー言う奴だな、お前は』

「お前って名前じゃ無いんですけどーちゃんと名前有りますけど?」

「まあまあ、落ち着いて(笑)」

「何かこいつウザイ」

『可愛いげのない奴だな』



貴方との出会いは最悪だったね

でもある意味忘れられない出会いだった
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