海,テトラポッド,そして花火。
はぁ,と一息ついて,立ち上がった。

「いーまーいーくー!」


トントン,と階段を下りると,やはり創佑とお母さんは仲良くお茶をしていた。

「三田くん,またい~い男になったわね~。
私,不倫しちゃおうかしらっ。
りんより私の方が胸大きいのよっ!」


……。
お腹もね。


「創佑,なしたの?」


「ちょっと…。」

ちらっとお母さんの方を見た。
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