海,テトラポッド,そして花火。
―さて,行くか。

外は少し涼しくなってきた。

自転車に荷物を載せて,坂を下る。

夕日が綺麗。
また泣きそうになった。
今日は弱いな,私。

これから始まるであろうサツキの尋問を想像して震えながら,気合いを入れて漕いだ。



サツキの家はちょっと遠い。


家に着くと,上から声がした。


「ちゃんと来たねー!」
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