黄昏の宇宙(そら)
第3夜 地を這う者の呟き
イーグルは無重力の空間で荒涼とした
大地が広がる惑星に意識を集中した。


その星は赤茶色の大地が広がるだけで
生物らしい物の姿は見当たらなかった。


しかし、この星に意識が同期した以上
何か生物が居る筈だった。


この星は地球の直径の3倍程度の大き
さが有り重力もそれと同様に3倍程度
の強さが有る。


高等生物が生まれる条件には幾つかあ
るのだが、重力もその条件の一つでも
有る。


大き過ぎても小さすぎても生物は発生
しない。
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