黄昏の宇宙(そら)
第8夜 評議会の決定

人類は地球連邦政府を樹立して、人種
差別・貧困から脱出する事が出来たが、
これは、急激な人口減少の防止の為の
否応無しの対策と言えた。


絶滅危惧種となった人種は混ざり合い、
純粋な人種の区別は、ほぼ出来ない状
態となっていた。


イーグルも典型的な混血人種だったが、
彼の様に遠い宇宙を見渡す力を持った
者が現れ始めたのは新しい人間の進化
だろうか。


そして、いつか人間は肉体を捨てる日
が来るのだろうか。


知識人達で構成される地球評議会も新
しい人類の進化の兆しに関して幾度も
の論議を重ねて居た。

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