黄昏の宇宙(そら)
「あんたと、こうして話しているのも、
宇宙前代から見れば不思議なこじゃ」


「たしかにそうですね。我々の星の住
人は、星の空気を震わせる事で声を出し
て意志の伝達をするのに、これは、その
方法とは、全く違う方法ですね」


「その通りじゃな。我々も同じ様な意志
の伝達をするんじゃよ」


「私の様な力を持っている者が、何時頃
生れたのかは、はっきりしません。人間
が、宇宙に定住する頃では無いかとは言
われていますが」


「ふむ、非常に興味深い話じゃな」


「あなたは、驚かないのですか?私が、
こうして話し掛けて居る事に関して?」
「驚く?何故驚かなければいけないのか
ね?」

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