黄昏の宇宙(そら)

宇宙は更に続けた。


「貴方方は個人の利益だけを追求して
ませんか?もし、貴方方の星全体が本
気で文明を維持したいと思うなら、貴
方の様な能力を持つ者が、もっと増え
て良い筈です。しかし、貴方の能力は、
貴方方の星の人たちから見れば特殊な
ものでしょう?」


「でも、私達と同じ能力を持つ者は増
えつつ有ります」


ミールが珍しく感情的に答えた。


「ならば、その能力を全員が身に付け
た時、宇宙は貴方を迎え入れるでしょう。

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