*恋道* キミト アルイタ ミチ
「ムッ失礼だぞ俺だってちゃんとしたオトコだぞ。
彼女…は一応いたし…ってそうじゃなくて、俺の方が年上だぞたぶん!」
俺が頬をふくらまかせて言う。
「え、うそ。高校生じゃないの?」
彼女がキョトンとして言う。
「は? 俺は一応大学生1 今年入学するんだよ。」
「え~~~!! ウソウソ童顔! アハハっおっかし~~」
彼女が腹を抱えて笑う。
童顔…?
俺は昔から、男友達とかにカワイイって言われてたけど、それって童顔って言いたかったのか…?
「…ふぅ~」
しばらくすると、何とか笑いをおさめたように、彼女は僕に向き合った。
「え~、私はもうじき高三のヒッチピチの女子高生です!」
「女子高生!?」
俺が乗り出すようにして言う。
だって彼女は、…人のこと言えないくらい童顔…いや、子供っポイ顔をしていたから。