SKYLOVE~空のような恋~
あの時・・・・

2年前の嫌な記憶がよみがえる。

『今日も晴れ、きっと元気だわ・・』
おばさんは、ハンカチを鼻にあて小さな声で言った。
『ごめんなさいね、彼氏に会うときだっていうのに・・こんな暗い話しちゃって。』

『謝らないで下さい・・、彼、きっと私の事怒ってますよね?』
うつむきながら、聞いた。

『そんな事決してないわ、むしろ必ず喜んでいるはずよ。こんなに晴れてるじゃない。』

『ゴメンね、太陽。』
そう、私はつぶやいた。
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