--tear--
3時間目から、真衣は化粧直しに必死。
無駄なくらい鏡を見てはにやけている。

4時間目の終わりのチャイムと共に、真衣は席を立ち、あたしのところに来た。
「澪~!!早く!!」
「も~、ちょっと待ってよ!」
あたしはお弁当箱の袋をとって席からたった。
「行くよ!」
真衣はあたしの手を引き、屋上と向かった。
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