あの頃は美穂がいて
私は美穂との別れを予感していた。多分、卒業後はもう会わないし、連絡もお互いにしないだろう。美穂は美穂、私は私の道を進んでいく。


美穂のことが嫌いというわけじゃあなかった。
好きか、と考えれば美穂の嘘のことが邪魔をした。


< 156 / 200 >

この作品をシェア

pagetop