あの頃は美穂がいて
私は、その事実を忘れることで、その当時の自分自身と生活を守ろうとしていたのだと思う。そのまま、考えることもやめた。それ以外にやらなくちゃいけないことが沢山あった。

勉強、就職活動、遊び、コンパ、親孝行……なんでも良かったんだけれど。
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