あの頃は美穂がいて
頑張れるのも、愚痴が言えるのも酔っ払えるのも、生きているからこそだ。


大人の複雑な楽しみをしらないまま逝ってしまった美穂のことがかわいそうだった。


「それでね」


石橋君が続けた。
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