白い天井~恋愛依存症候群~
もはや、別々に生きることなんか考えられなかった。

ユウヤはアタシに、アタシはユウヤに、もたれかかり、支え合いながら生きていく。

それこそが自然。
その思いを、知ったから。


「……嫌いに、なんて……なれ、ないよ」


アタシはしゃくりあげながら、時間をかけて、気持ちを伝える。


別れなくちゃいけない。
困らせるだけだから。


頭では痛いほどわかってる。

新しい彼女が、いるのだから……。


アタシには、アヤカという女が前からいる彼女かもしれない、という発想はなかった。

ユウヤにとってアタシが初めての女。
それだけは、体を重ね、確信できた。


そしてそれが、唯一、今のアタシに誇れること。
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