白い天井~恋愛依存症候群~
「ごめんね……。チサを泣かせるなんて、サイテーだ。
……オレなんか、やっぱり消えとけばよかったね」


重く沈んだ、ユウヤの言葉。


「チサが好きだよ。嘘じゃ、ない」


顔をあげようとしないアタシに、ユウヤは一人で喋り続ける。
それはまるで、譫言のように。

懺悔の、ように。


「チサは、オレをかっこいいって言ってくれる。だから……試したかった。誰か、オレを相手にするか。
……アヤカはまだ高校生で、ゲーセンで向こうから寄ってきた。びっくりするほど簡単でさ……」


アタシは、黙ってその告白を聞いていた。

一言一言が鈍器となって頭を殴る。

知りたかった事実なのに、突きつけられるとこんなにも辛い。


「お願いだよ……。捨てないでよ」


いつしか語りは、悲痛な叫びになり、ユウヤの声にも嗚咽が混じった。

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