白い天井~恋愛依存症候群~
アタシは、比較的顔がはっきり写っている甚平姿のものをハルコに見せた。


「あ、イイ、イイっ!
……ま、中身はどうか知らないけどさ~」


あはははは、と豪快に笑う。

話すつもりはなかったのに、酔った勢いか、アタシはユウヤのことを洗いざらいハルコに喋った。

きっと、素面だったら恥ずかしくて話せなかった。


アタシたちは、そんな、仲。


話しては飲み、飲んでは話した。

なぜ、付き合うことになったのか。

どんなに困った性格か。

そして、バイトに入ったあの日から降りかかっている、アタシの災難。

< 112 / 254 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop