白い天井~恋愛依存症候群~



「っあ……ユウヤ……っ……ぁあっ」


遊びに慣れた女の体は、思ったよりずっと単純だった。


「んあ……っ…は……ぁ」


ハルコは体をのけ反らせ、ひたすら貪欲に求め続ける。


「イイっ……あ……もっと……っ」


吐息を堪えることは、ない。淫らに腰をくねらせる。

深く奥へと誘う動きに、とうに理性は崩壊していた。


恥じらいのない獣の行為に、甘美な悦びが湧き上がる。
頭は白く、全身はただ、悦楽の道具。


「っあ……イっちゃうぅっユウヤもっ」

汗で滑る体を押さえ、速いテンポで腰を振る。
痙攣を始めた壁が、体の軸を刺激した。

空間すべてを肉欲だけが、支配する。

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