白い天井~恋愛依存症候群~
「……待ってよ」
そんな小さな声なんか、聞こえない。
「お願いだから」
いまさらなんだって言うの?
もう頬の涙は乾いた。
こんなヤツのために泣いたなんて、もったいない。
「薬は、あるんだ。ホントだよ。飲もうとしたんだ。
……でも、チサが心配してくれたから……だから飲むの、やめたんだ」
必死という表現がぴったりだった。
ユウヤは、なんとかアタシを留めようと、 しゃべり続ける。
「怖くなったんだ。チサのメール見たら、嬉しくて……」
玄関に向かうアタシの後ろを、ユウヤは子犬のように追いかけてくる。
「あんなに心配してくれる人、いなかったから。
まさか来てくれるなんて……ホントにホントに嬉しくて」
嬉しかろうがなんだろうが、そんな自己満足に使われちゃあ、たまらない。
そんな小さな声なんか、聞こえない。
「お願いだから」
いまさらなんだって言うの?
もう頬の涙は乾いた。
こんなヤツのために泣いたなんて、もったいない。
「薬は、あるんだ。ホントだよ。飲もうとしたんだ。
……でも、チサが心配してくれたから……だから飲むの、やめたんだ」
必死という表現がぴったりだった。
ユウヤは、なんとかアタシを留めようと、 しゃべり続ける。
「怖くなったんだ。チサのメール見たら、嬉しくて……」
玄関に向かうアタシの後ろを、ユウヤは子犬のように追いかけてくる。
「あんなに心配してくれる人、いなかったから。
まさか来てくれるなんて……ホントにホントに嬉しくて」
嬉しかろうがなんだろうが、そんな自己満足に使われちゃあ、たまらない。