白い天井~恋愛依存症候群~
あんた、やっぱり、最低だ。
知ってるつもりで、実は全然ハルコのこと、わかってなかった。友達だと思ったのは、アタシの思い上がりだったのかもしれない。
そんな想いで消えたはずの怒りが、怯えきったユウヤの姿に、ふつふつ冷えた炎となって戻ってくる。
「ハルコが死ぬのは勝手だよ。でも、一人で逝く勇気もないのに、何が母親?
アンタ、結局、赤ん坊のせいにしてるだけじゃない」
いつだって、ハルコにとってはハルコだけが被害者なのだ。
可哀相な自分を正当化して、まわりはいつだって、悪い役。
アタシの目には、そう、映る。
「そりゃ、ハルコの気持ちなんて、アタシにはわかんないよ。デキちゃうとかって、想像もつかないし。
でもさ」
ユウヤだって、最低だ。
自分で蒔いた種なのに、真っ直ぐ見ようとしていない。
「子どものせいにしてヒト傷つけるなんて有り得ない……。
結局自分を守ることしか考えてないんでしょ?」
知ってるつもりで、実は全然ハルコのこと、わかってなかった。友達だと思ったのは、アタシの思い上がりだったのかもしれない。
そんな想いで消えたはずの怒りが、怯えきったユウヤの姿に、ふつふつ冷えた炎となって戻ってくる。
「ハルコが死ぬのは勝手だよ。でも、一人で逝く勇気もないのに、何が母親?
アンタ、結局、赤ん坊のせいにしてるだけじゃない」
いつだって、ハルコにとってはハルコだけが被害者なのだ。
可哀相な自分を正当化して、まわりはいつだって、悪い役。
アタシの目には、そう、映る。
「そりゃ、ハルコの気持ちなんて、アタシにはわかんないよ。デキちゃうとかって、想像もつかないし。
でもさ」
ユウヤだって、最低だ。
自分で蒔いた種なのに、真っ直ぐ見ようとしていない。
「子どものせいにしてヒト傷つけるなんて有り得ない……。
結局自分を守ることしか考えてないんでしょ?」