白い天井~恋愛依存症候群~
別にユウヤは、アタシじゃなくたっていいんだろうから。


バカ……。


適当に入った雑貨屋を物色しながらも、アタシの気持ちは晴れない。


『7時半には着ける』


彼からのメールは、知らないうちに、もう10分以上前に届いていた。


『はーい。待ってるね』


ハートを散りばめて返信する。


……ダメだ。

ちゃんと頭を切り替えなくては。
アタシは今、彼と本当に別れるか、やり直せるかの瀬戸際なのだ。


ユウヤのことなんか忘れよう。
アタシが気にしてやる必要なんか、ない。
関係、ナイ。
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