白い天井~恋愛依存症候群~
言いたいことはいろいろあるけど……。あとで、いい。


「具合、悪いの?」


一目瞭然だが、そんな言葉が口をつく。


「何か欲しいものない?薬とか」


「いら、ない」


ただ膝枕だけを求め、ユウヤは苦しそうに目を閉じた。

真っ黒な髪をそっと撫で、アタシの膝できつく目をつむる横顔を、静かに窺う。


ついさっきまでの明るさが嘘のようだ。
カレーを食べに来いと言われてから、まだ1時間も経ってないのに……。

荒い息。憔悴した面持ち。

なぜこうなったのかはわからない。
でも、たぶん、アタシのせいで、ユウヤは苦しんでいる。


そう、感じる。
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