白い天井~恋愛依存症候群~
「何、したの?」


恐る恐る、尋ねる。
聞くのが怖い気もするけれど、知らないで手遅れにするのが、一番怖い。

うっすらと目を開け、しばらくためらったあとでユウヤは目線をテレビに向けた。


「あれ……」


あれ?
テレビ……除光液?


「の、んだ」


飲んだ!?
除光液を……?


「そんなっ……」

絶句ー。


アタシにはそれがどの程度危険なことなのか、よくわからない。
でも、いいことじゃないのは明らかだった。


どうしよう!


このまま、家においておいていいのだろうか。

救急車?


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