白い天井~恋愛依存症候群~
死ぬ、なんて……。
アタシが遺言を聞く役だったなんて……。


とてもじゃないけれど、耐えきれない。

「お客様の……」

耳にたこができるんじゃないかと頭の片隅で思い、イライラとメールを打つ。


ーと。


ピピッ


メールの音。

慌てて画面を受信ボックスに切り替える。


ユウヤ!?



『さっきは言い過ぎた。しばらくお互い頭を冷やそう』


本来なら、何より待ち焦がれていた、彼からのメール。
でも。
さほど良い知らせじゃないし、今はユウヤの生死の分かれ目。
思わず、失望の息がもれた。
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