最後に初めまして。
この手紙を読むのは何回目だろう。
俺が更(さら)の事に気付いたのは刺されて退院した後だった。
アイツが一緒に泣いてあげるって言った時から記憶が繋がっていた。
夢に出て来たのもアイツだったんだよな。
初恋もアイツ…。
俺はもう雨の日にあの夢を見る事もなくなった。
母親の事や過去にも縛られずに来ている。
それも全てアイツのおかげだった。
子猫の古都も大きくなった。
時間は確実に流れているんだ。
そう言えば百合さんが夏に出産を控えてる。
ヒロがパパになるなんて信じられないがね。
女の子が生まれたら名前を『古都』にすると言っていたがそれだけは止めさせる。
俺は相変わらずで…
未だに恋している。
『登ぅー待った?ごめんねぇ。えへっ。』
「遅いぞ…更、笑って誤魔化すな。」
ブラウン色の瞳の彼女に恋してます。
――倉木 更。に――
手術のあの日の夜…
古都と言う名を捨てた彼女ともうすぐ二度目の結婚をします。
俺が更(さら)の事に気付いたのは刺されて退院した後だった。
アイツが一緒に泣いてあげるって言った時から記憶が繋がっていた。
夢に出て来たのもアイツだったんだよな。
初恋もアイツ…。
俺はもう雨の日にあの夢を見る事もなくなった。
母親の事や過去にも縛られずに来ている。
それも全てアイツのおかげだった。
子猫の古都も大きくなった。
時間は確実に流れているんだ。
そう言えば百合さんが夏に出産を控えてる。
ヒロがパパになるなんて信じられないがね。
女の子が生まれたら名前を『古都』にすると言っていたがそれだけは止めさせる。
俺は相変わらずで…
未だに恋している。
『登ぅー待った?ごめんねぇ。えへっ。』
「遅いぞ…更、笑って誤魔化すな。」
ブラウン色の瞳の彼女に恋してます。
――倉木 更。に――
手術のあの日の夜…
古都と言う名を捨てた彼女ともうすぐ二度目の結婚をします。