最後に初めまして。
車を10分程走らせた所で古都が口を開いた。
『この先で大丈夫ですから…ありがとう。』
「そっか。」
車を止め降りる古都を見つめた後、助手席の窓を開けた。
『楽しかったです。また明日遊んで下さい。』
「電話してからな。」
『えへっ…。おやすみなさい。』
「ああ。おやすみ。」
古都は一礼してからゆっくり歩き出した。
俺は煙草を吸いながら古都が見えなくなるまで見送っていた。
ただ…ハザードのカチカチと言う音だけが車内に響いていた。
家に戻るとマンションの下で帰るヒロに会った。
『よぉ、帰るわ。』
「そっか。今日、色々助かったわ。」
『古都ちゃんって…良い子だよな?』
「ああ…。少し変わってるが、良い子だな。」
『泣かせるなよな。』
「お前に言われたかないけどそのつもり。」
『休みが終わったらまた遊ぼうな。』
「ああ…。そうだな。」
『何か…古都ちゃん見てたら少しだけ恋愛したくなったわ。』
「俺達には無理だろ?」
『なのかなぁ~。また連絡する。お疲れっス。』
「ああ…帰り気い付けろよな。お疲れ。」
誰もいなくなった冷たい部屋に俺は戻った。
ろくに睡眠も取らずにバタバタした一日だったが不思議と眠れずに自分で入れたコーヒーを飲んでいた。
『この先で大丈夫ですから…ありがとう。』
「そっか。」
車を止め降りる古都を見つめた後、助手席の窓を開けた。
『楽しかったです。また明日遊んで下さい。』
「電話してからな。」
『えへっ…。おやすみなさい。』
「ああ。おやすみ。」
古都は一礼してからゆっくり歩き出した。
俺は煙草を吸いながら古都が見えなくなるまで見送っていた。
ただ…ハザードのカチカチと言う音だけが車内に響いていた。
家に戻るとマンションの下で帰るヒロに会った。
『よぉ、帰るわ。』
「そっか。今日、色々助かったわ。」
『古都ちゃんって…良い子だよな?』
「ああ…。少し変わってるが、良い子だな。」
『泣かせるなよな。』
「お前に言われたかないけどそのつもり。」
『休みが終わったらまた遊ぼうな。』
「ああ…。そうだな。」
『何か…古都ちゃん見てたら少しだけ恋愛したくなったわ。』
「俺達には無理だろ?」
『なのかなぁ~。また連絡する。お疲れっス。』
「ああ…帰り気い付けろよな。お疲れ。」
誰もいなくなった冷たい部屋に俺は戻った。
ろくに睡眠も取らずにバタバタした一日だったが不思議と眠れずに自分で入れたコーヒーを飲んでいた。