果てしない幸せ
出会い

転校生

「果てしない幸せっ・・・・かぁ~」


私は、ある女の子の弁論会の作文を


見た。「幸せは地位でも名誉でもお金


でも無い。生きている事。」だって。


確かに、生きている事は幸せだと思う。


好きな人、大切にしなきゃいけない人


が出来ると、余計に幸せだと感じる事が


出来るだろう。


でも、私に幸せなんか無いと思ってる。


不幸せな事ばかり・・・・・・。


幸せが感じられるのは、


限られてる人間だけなんじゃないかな?


って思う。


・・・・・・・・・・・幸せって何?


「春野詩織!」



「はい。なんでしょうか?」



「この、プリントを109枚プリント


              頼む」



「はい。でも何で109枚


      なんですか?」



「明日、転校生が来るんだよ。」



「そうなんですか・・・


    分かりました。」



私は学級委員で、頼み事は全部私。



先生は、ヤル気が無くダ~ラダラ。



唯一、私がいいやつだと



思うやつは・・・・・・



「詩織~~~私も手伝うよ!」



「ありがとう。香那ちゃん」



「いいよぉ~。当たり前じゃん!!」



昔っから幼馴染として、一緒の幼稚園



小学校、中学校と同じ道を歩んできた。



あんたと友ダチになれて、良かったと



思えるくらい信じあえる存在で、裏切ら



れない人で・・・・・・。


「ねぇ~転校生って、明日来るんでしょ?


どんな子なんだろうねぇ~楽しみ(>_<)」


「そっかぁ~明日かぁ・・・・・」


私は、あまり期待はしていなかった。


(転校生なんて・・・)


「どうした?そんな浮かれない顔してぇ~」


















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