となりの彼女
□
・・・たまたま行ったランチのお店の店員に一目ぼれ、か・・・
さっきの山下から聞いた話を俺は頭の中で繰り返す。
そんな事もあるんだな・・・
と、そんな事を考えていると突然肩を叩かれ現実に引き戻された。
朝塚だ。
「あ、ごめん、何?」
「あ、すいません・・・あのここの資料の事なんですけど」
と彼女は資料をめくっていく。
「あ、ここのプログラムは移動されたからここのフォルダ開けて・・・」
と俺は淡々とパソコンと指差し教えていく。
そして少し時間があった後、
「ありがとうございます」
と言って彼女は再びパソコンの画面に向きなおった。
彼女も仕事が早い方だな。
もう半分のプログラムを終わらしてる。
そういう俺は書類が山積み。
今回は時間かかるぞー・・・
残業覚悟だな、これは。